推進室メンバーからのメッセージ
専攻長
本プログラムは、世界最高水準の先導的ITスペシャリスト育成強化のために、実践的なソフトウェア開発技術の教育拠点を形成することを目指しています。産学連携型の人材育成プログラムとして、講義のみでなく実習を中心とした実践的な教育内容、修士論文研究に匹敵する充実したコースワーク、学生のグループワークや産業界講師による指導を重視、国内外企業でのインターンシップ等、従来の大学院カリキュラムとは大きく異なる特徴を有します。我が国の情報通信技術の進展は、ひとえにそれを担う人材とその育成にかかっています。本プログラム自体が、これからの日本が技術立国として同分野において世界でリーダーシップをとるための挑戦です。本プログラムが、21世紀のITの牽引者となることを志す一人でも多くの若者の意欲を引き出し、我が国の情報通信分野の高度人材育成に貢献できることを切に願っております。
筑波大学
大学院システム情報工学研究科
コンピュータサイエンス専攻長
北川博之
推進室長
田中二郎(高度IT専修プログラム推進室長)
今までとはまったく異なった産学協同の枠組みと実践的な教育によって社会的ニーズに合った高度IT人材を育成する「高度IT人材育成のための実践的ソフトウェア開発専修プログラム」も、速いもので平成22年度には4年目を迎えました。一期生や二期生は、すでに社会へ巣立ちました。
本プログラムは産業界からの評判もよく、高度IT専修プログラム推進室としては、今後より多くの学生を広く受け入れることにより、この画期的なプログラムをますます発展させたいと考えています。
意欲に燃えた学生の諸君が一人でも多く本プログラムを志望されることを期待しています。
副推進室長
工藤博幸
(大規模情報コンテンツ時代の高度ICT専門職業人育成担当)
本年度から、副室長に就任しました。2011年は「特別経費:大規模情報コンテンツ時代の高度ICT専門職業人育成事業(略して "大コン")」の2年目であり、いよいよ準備が終わり授業科目が開講されています。大コンの理念である教育研究一体型産学連携に基づく様々な新しい趣向の科目が開設されており、大コンを元にどんな技術者や研究者が育つか本当に楽しみです。大コンの授業科目を利用した学生の実力向上、教育研究一体型産学連携の普及展開などに精一杯努力したいと思います。
産業界からの常勤教員
山戸昭三(日本電気株式会社)
2010年度より、常勤教員となりました。私のミッションは、大学と産業界との架け橋になり、学生の皆さんにより早く産業界に溶け込みリードしていただける資質を身につけていただくことです。顧客満足を考えながらWin-Winの関係を築き信頼を獲得し高い志を発揮できる社会人・技術者になって欲しいと願っています。学生の皆さん一人一人と対話しながら夢を語り合いたいと思います。
中沢研也(富士通)
社会の中で実際に役に立つシステムを作るということが、いかに難しく、またいかにやりがいのある仕事であるか、ということを学生のみなさんに実感してほしいと願っています。そのためには、設計やプログラムなどの技術だけでなく、お客様の業務をお客様からよく学びよく考えて、自分の全知全能をかけてこそ、多くのことを学ぶことができます。一緒にがんばりましょう!
推進室員
山本幹雄
(大規模情報コンテンツ時代の高度ICT専門職業人育成担当)
2010年度より、専修プログラムの発展的後継事業として「特別経費:大規模情報コンテンツ時代の高度ICT専門職業人育成事業(略して"大コン")」が3年間の予定で始まりました。これまで専修プログラムで蓄積された教育ノウハウや企業とのパイプを活用し、企業の現場における研究開発を組み込んだ新たな教育を展開していきますのでご期待ください。
三末和男(エンタープライズ系担当)
ソフトウェア開発のための実践力を養成する特別なプログラムです。大学教員と連携企業の技術者が議論を重ね、カリキュラムを構築しました。必修科目には原則として演習が含まれています。講義を聞くだけでなく、手を動かすことを重視しています。PBL型科目ではリアルな課題にリアルな形態で取り組みます。様々な予期せぬ問題を解決する必要があります。これらはみな社会において実際にそして長期的に役立つ実践力を身につけるためです。
天笠俊之(エンタープライズ系担当)
本専修プログラムは,エンタープライズ系,組込み系ソフトウェアの開発に必要な実践的なスキルを2年間で身につけることを目的としています.企業で開発の第一線で活躍されている方から現場のリアルな体験を聞く機会や,プロジェクトベースの開発によって,多人数によるソフトウェア開発を体験することができるなど,内容もとても充実しています.みなさんの入学をお待ちしています.
早瀬康裕(エンタープライズ系担当)
ITシステムの開発には,多角的なテクニカルスキルだけではなく,共にシステムを開発するメンバーと協働し,システム利用者と意思疎通をするためのヒューマンスキルが必要になります.本プログラムは,様々なITシステムの第一線で活躍しておられる講師陣によって,両スキルを実践の中で学ぶことができる,素晴らしいコースになっています.皆さんの積極的な参加で,ますます有意義なものにしていきましょう.
滝沢穂高(エンタープライズ系担当)
本専修プログラムの履修生は,基幹システムなどで使われる「エンタープライズ系ソフトウエア」や家電製品などで使われる「組み込み系ソフトウエア」の開発スキルを修得することができます.大学教員だけでなく実際の開発現場で経験を重ねてきた連携企業の技術者の指導による2年間の科目履修を修了する頃には,社会におけるソフトウエア開発の現場で即戦力として主体的に仕事ができる開発者・技術者に成長することが期待され,産業界からも注目されています.意欲のある皆さんのご入学をお待ちしております.
河辺 徹(組み込み系担当)
本専修プログラムは,大学と企業の連携協力のもと,一からカリキュラムを作り上げた,これまでの大学院教育にはなかった画期的なプログラムです.筑波大学のコンピュータサイエンス専攻だからこそ実現できたものともいえます.今後もより優れたプログラムとなるよう我々も尽力をつづけていきますので,ぜひ,このプログラムで学んで力をつけ,世界のIT技術分野をリードする国際的専門技術者として羽ばたいてほしいと思います.
追川修一(組み込み系担当)
高いスキルを持つコンピュータソフトウェア技術者を養成するプロフェッショナルスクール的なプログラムです。通常の大学院は研究を通してスキルを身につけますが、このプログラムでは産業界での大規模ソフトウェア開発に必要となるモデリング手法やソフトウェア開発プロセス、プロジェクトマネジメントなどのスキルを授業で直接学びます。このプログラムにて高度な開発スキルを身につけ、世界に広まるソフトウェアを開発してほしいと思います。
庄野和宏(組み込み系担当)
本専修プログラムは、一般的な大学院修士課程の授業と異なり、特に企業において第一線で活躍されておられる多くの方を講師として招いて授業を実施しています。その内容は、技術的な事柄にとどまらず、「技術者倫理」「社会人基礎力」「キャリアプロデュース研修」に代表される、ものの考え方や方法・マナー・これからの生き方に関する深い事柄を含んでいます。本コースで、皆さんが広い意味においても実践的なスキルを身につけ、社会で広く活躍されることを期待します。
山口佳樹(組み込み系担当)
組み込みシステムが数多く社会で利用されている一方、それらを体系的に学習し、実践的開発能力を身につけるのは非常に難しいことだと思います。そこで本プログラムでは、講義と演習を同時に行ない高度な開発技術を効率的に習得する工夫や、産業界と連携し製品開発現場の声を迅速に講義に反映するなど、大学院教育では見られなかった新しい試みを数多く取り入れています。本プログラムを活用し次代のITを担う技術者・研究者になって貰えればと思います。
佐久間淳
(大規模情報コンテンツ時代の高度ICT専門職業人育成担当)
Webサイエンスやクラウドコンピューティングなど、大規模情報コンテンツを活用する基盤技術の高度活用技術の確立を目的とした、研究・教育一貫型プログラムの運営を担当しています。産業界の一流の研究者・エンジニアとタッグを組んで、実践的な教育・研究交流のもとで、リアルな研究開発を体験し、高度なITスキルを身につけてほしいと思います。
水野貴之
(大規模情報コンテンツ時代の高度ICT専門職業人育成担当)
近年のITの進歩によりWebや各企業のサーバーには膨大で詳細なデータが流れ蓄えられている。しかし一方で、このような大規模情報のデータを活用する技術は十分とは言えず、まだまだ集計値を用いた運用が産業界では多数である。本専修プログラムで学ぶことにより、将来、皆さんがあらゆる業界で核となり大規模情報ソムリエの技術等を確立させることを期待しています。
事務補佐員
日頃、事務手続関係や講義の準備などでプログラムをサポートをさせて頂いている中で学生の皆さんと接していると、日々充実している様子がよく伝わってきます。このプログラムは、通常の大学院のカリキュラムとは違った様々な体験ができますので、皆様にも是非このプログラムで学んでいただきたいと思います。もしご不明な点がございました際には、お気軽にお問い合わせください。
学生の声
栗山 大(一期生)
「IT業界」という言葉をよく耳にしますが、どのような職種があるかご存知ですか?高度IT専修プログラム独自のPBLでは、実際の企業と同様のやり方で、IT製品ができるまでの工程を最初から最後まで一通り実践します。この過程で、最初の問いに対する自分なりの答えを見つけることができるでしょう。また、この経験は多様な職種の中で、自分にとって最適な仕事を見つける絶好の機会でもあります。具体的な経験を踏まえて自分がやりたいことを説明できれば、就職活動を有利に進めることができると思いませんか?
佐藤 竜也(一期生)
私は自身の経験から先導コースが多くの価値を提供してくれると断言します。PBLではチームでのリアルなシステム開発を経験し、「開発チーム内で自分を活かす役割」がわかりました。QCDを管理する術を学び、実生活で活用するまでに落とし込めたことも大きな収穫でした。専門講義では企業システムの変遷から最新IT業界トピックまで幅広く学ぶ中で、「自分のIT技術と興味の実社会に活かしていくビジョン」が固まりました。グループワークや文書作成の経験等、得たものはまだ語り尽くせませんが、本当に多くの成長機会に恵まれました。皆さんもこのコースに入って、新たな経験をする中で、ITスペシャリストとしての自分の活かし方を考えてみませんか。
樋口 潤(一期生)
私は既に社会に出てIT業界で職務に従事していますが、現在進行中のプロジェクトにすんなり溶け込むができたと思います。上司も私のポテンシャルスキルを見抜き、相応の仕事を振って下さいます。全ては先導コースの2年間の基礎があったからだと思います。入社してからは誰もが新入社員研修を経験すると思いますが、与えられた課題をただこなすのではなくPBLのように長期に渡ってリアルなシステム開発を経験し、「自分でプロジェクトを推進する能力」、「SWを開発する能力」を身につけられたことが、今の私に大きく貢献しているのではないかと思います。まだまだ勉強中ですが、私に実践力を与えてくれた先導コースを是非お勧めいたします。
木下 慶 (二期生)
私が専修プログラムに入学した理由は、IT業界に対する理解を深め、その上で就職先や職種を考えたかったからです。
専修プログラムでは、PBLを始めとした実習が豊富に用意されているので、チームで物事に取り組む力やドキュメント作成能力が身に付きました。
また、その道のプロの方々が教えてくださる座学もありますので、専門的な知識もしっかりと学ぶことができます。
授業の他にも、長期インターンシップや海外研修といった貴重な機会にも恵まれ、多くのことを学べました。
最後に、専修プログラムに入って一番良かったと感じているのは、「人との繋がり」を得られたことです。企業の講師の方々や共に勉学に励んだ仲間との繋がりは、今後の大きな財産になると考えています。この繋がりによって、当初の「IT業界を理解する」という目的も達成できたと思います。
学ぶことに対する意欲が高い方には、ぜひ専修プログラムをお勧めします。
内藤 正樹 (二期生)
本プログラムに関してはいくつもの魅力を感じてきました。しかしその中からあえて選ぶのは、学生が実践的に取り組めるカリキュラムの魅力です。このカリキュラムでは、私たち学生には自ら考え実行することを通じて学ぶことが求められます。一緒に学ぶ仲間たちと議論をし、協力して成果を出していく過程は苦労もありますがそれ以上に楽しくやりがいがあります。また、企業の方に教えていただく機会も豊富です。企業で業務経験を積んだ実務家としての知見に基づく講義は新鮮です。改めて振り返ってみると、短い期間に様々な経験をしました。そして自身の成長を実感します。大学院進学に興味がある皆さんの意欲に応えてくれる環境がここにあります。
羽鳥貴之(二期生)
母校会津大学でコンピュータの基礎を学び終えた私が,このコースに見出した魅力,それはソフトウェア開発におけるプロセスとマネジメントと,それらの実践です.このコースの特徴であるPBL(Project Based Learning)は,座学で学んだソフトウェア開発のプロセスとマネジメントを実践する素晴らしい機会です.学生の自主性が尊重されており,学んだことをそのまま使うもよし,工夫するもよし.指示されたことをそのまま行う授業ではないため,好きなだけ実務に近い経験を積み上げることができます.
このコースを一年半経験して得たもの,それはソフトウェア開発を俯瞰して見る目です.それも現場を超越した目ではなく,模擬開発の経験によって養われた目を獲得できます.当初魅力と感じていたプロセスもマネジメントも,それらの実践も,ソフトウェア開発を俯瞰するために必要な要素だったのです.
ソフトウェア開発の規模は大きくなりつづけており,一人のSEができる仕事はますます限られていきます.そのような環境でソフトウェア開発を俯瞰する目を養うには,大変な労力が必要となります.学生時代にコストをかけて獲得しておく価値は,十分あるのではないでしょうか。
安江 梓 (二期生)
私はこのプログラムに入学し、社会に出てからではなかなか出来ない様々な経験が出来たと感じています。
私はインターンシップでインドに滞在し、現地の方と一緒にシステム開発の演習を行う貴重な経験をさせていただきました。その中では日本との開発方法の違いや文化の違いを実際に肌で感じることができました。海外研修にも参加し、アメリカの企業の取り組みなど多くのことを学ぶことが出来ました。
また、様々な企業の方から話を聞くことできることも社会に出てからでは難しい経験であり、自分自身の糧になります。
私はこのプログラムで様々な経験をする中で、自分の考え方の幅が広がったことを実感しています。社会に出る前に様々な経験をして多くを学びたいと考えている方にとって、とても魅力的なプログラムだと思います。
河村 翼(三期生)
本コースは学ぶための環境が整っていると思います。企業講師による数多くの授業や、学生間でチームを組むPBLは他大学院ではなかなか経験できないことだと思います。
さらにここには多くの優秀な学生が集まっています。人も含め、恵まれた環境の中に自分を置くことで、自然と良いものを吸収することができますし、自ら学ぶ意識も高くなります。特に後者が自身を大きく成長させてくれるはずです。
学生生活最後の2年間(おそらく多くの人は)、学ぶ場所としても、思い出を
残す場所としてもお勧めできる場所です。
川崎 結花(三期生)
このプログラムで、プロジェクトマネジメントやシステム開発の知識だけでなく、問題を分析して解決する力、リーダーシップ、チームで仕事を進める力など、社会に出てからも長期的に役に立つ力を身に付けることができたと感じています。
これは、PBLでチームメンバーと共に問題にどう取り組むか考え、試行錯誤を繰り返す中で自然と身につけていったのだと考えています。
また、このプログラムでは、学生はもちろん、企業から来る講師の方やシステム納入先のお客様など、さまざまな立場の人と関わるチャンスがたくさん与えられます。そのチャンスをつかんでいくことで、このプログラムがさらに有意義なものになると考えています。私は、プログラムの学生をはじめ、企業講師、インターンシップやシリコンバレー視察などで出会った方々との関わりから、自分の将来の目標を見つけることができました。
システム開発を学びたい人はもちろん、自分を高めたい、さまざまな人と出会って刺激を受けたい人は、このプログラムで学ぶことをお勧めします。
KOUASSI Koffi Eli(三期生)
このコースのことを知ったのは学部4年生の時だった。企業からの講師の派遣や、実践的にプロジェクトを進めながら学習することなど通常の修士課程と違うと感じた。その違いは魅力だったと思い入学を希望した。
入学前のイメージより、IT分野を広くカバーしたカリキュラムで学ぶことができ、企業の講師も想像以上に多かった。
一年次の夏季休暇中には、1〜2カ月間のインターンシッププログラムが用意されている。そこで、大学で学んでいることがどれぐらい社会に通用出来るか実感することができる。また、留学生の私にとって日本の企業での仕事はどういう風に行われているかを体験するチャンスでもあった。このコースの一つの特徴であるPBLに関しては学生主体でシステム開発を行うが、セルフクリティカルになったり、自信を持って説得に挑んだりする機会は多い。複雑さが高まるIT業界にふさわしい人材のスキルを身に付けることができるのはこのコースだと感じている。
この1年半を振り返ると大変な時が少なくはないが、スピードと実行力を求めるIT業界に適応可能な人間に成長してきたと確信している。
田中 智章(四期生)
このコースは,IT製品の製造過程を最初から最後まで自分たちで体験し,実践力を付けていくものです.演習が多く,そのほとんどがチーム作業です.このためか,本コースには社交的な学生が多いと感じます.さらに,共通の目標を持って作業をするため一体感も感じられます.
ただ,甘い考えをもって演習や課題に取り組んでいると,教員の先生から容赦なく怒られます.かくいう私も….ただ,学生に対して愛をもって,本気で指導しているのだなと思います.昨今このような指導をしていただける機会はほとんどないと思います.本気の講師陣の方々には本当に感謝しています.
今までとまったく違う環境で,自分を磨き,将来IT業界を背負って立つ人材になりたいと少しでも思っている人には,本コースへの進学をお勧めします.
Joao Orui(四期生)
高度IT専修プログラムに入学して3ヶ月が経ちました。最初の3ヶ月間は、「プロジェクト型学習(PBL)」を中心に取り組みました。私達のチームでは、大学周辺のお客様にシステム提案を行なっています。PBLを通じて、お客様のニーズを判断することの大切さ、マナーの大切さ、チーム内で公平かつ効率よい仕事の分担を行うことの難しさを実感しています。
「技術者倫理」・「社会人基礎力」・「ソフトウェア開発工学」などの授業では、実際に企業で働かれている方々が講師となって、マナー・技術者倫理・デザインパターン・開発手法などを習いました。実践的な授業が多く、毎日課題や授業に追われて多忙ですが、充実した学生生活です。勉強に対する意欲が高くて、実践的なスキルを身につけたい、チームでのプロジェクト開発を経験したいという方にはオススメのコースです!
