筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻では、博士前期課程(修士)と博士後期課程(博士)それぞれの志願者に対して、以下の入試を実施しています。
以下は入試の概要をまとめたものです。ただし、細部が変更になる場合がありますので、必ず正規の募集要項と願書をご確認ください。
博士前期課程の志願者を対象として、推薦入試(7月期)、一般入試(8月期)、一般入試(2月期)の3回の入試を実施します。また、一般入試と同時に社会人を対象とした社会人特別選抜も実施します。以下は各入試の概要です。
推薦入試は、『出願時までに修得した単位のうちA+、A(優)の評価を取得した科目の単位が総取得単位数の概ね70パーセント以上を占める者』、『各専攻の特定の研究分野に優れた者』のどちらかの条件を満足する方が出願することができます。入試は以下の日程で実施されます。
月日 | 7月3日(火) |
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科目 | 口述試験(200点) |
時間 | 13:00〜17:00 |
備考 | 個別面接 (専門分野及び本人の志望などについて試問する。) |
(注)
1.受験生は、志望する指導教員と必ず事前に連絡をとってください。第2志望がある場合には、その指導教員とも連絡を取ってください。
多くの人が出願資格を持つ最も一般的な入試です。入試は以下の日程で実施されます。また、社会人特別選抜も同時に実施します(ただし、下の『社会人特別選抜』にあるように試験科目と配点が簡素化されます)。
月日 | 8月23日(木) | 8月24日(金) | |
---|---|---|---|
科目 | 外国語(150点) | 基礎科目(300点) 数学,情報基礎 |
口述試験 (300点) |
時間 | 10:00〜11:30 | 10:00〜17:00 | |
備考 | 英 語 TOEIC Listening & Reading Testの公式認定証(Official Score Certificate)またはOfficial Score ReportあるいはTOEFL受験者用スコア票(米国ETSから受験者本人宛に郵送される受験者用控えのExaminee (Test Taker) Score Report)の点数を評価 (注4〜5)参照 |
(基礎的な知識の理解力をみる) | 個別面接 (専門分野及び本人の志望などについて試問する) |
(注)
1.受験生は、志望する指導教員と必ず事前に連絡をとってください。第2志望がある場合には、その指導教員とも連絡を取ってください。
2.基礎科目の試験は、数学の分野から2問、情報基礎の分野から3問、計5問を出題します。5問中から任意に3問を選んで解答してください。
3.情報基礎の出題範囲については、下の情報基礎の出題範囲についてを参照してください。
4.平成28年(2016年)7月以降に受験した、TOEIC Listening & Reading Testの公式認定証(Official Score Certificate)またはOfficial Score Report(写真印刷付き)あるいはTOEFL受験者用スコア票(米国ETSから受験者本人宛に郵送される受験者用控えのExaminee (Test Taker) Score Report)(写真印刷付き)の原本を所定の用紙にはり付け、試験初日の専攻の指定する時に提出してください。(提出方法は、貼付用紙をご確認ください。) また、試験初日の専攻の指定する時に提出がなかった場合は、その理由によらず、外国語の科目が欠席扱いとなり、選考の対象外となります。
5.TOEIC公式認定証またはTOEFL受験者用スコア票のコピー、TOEIC Institutional Program (IP) Score Report および、TOEFL Institutional Test Score Record の提出は認めません。
また、提出された原本は返却しません。
6.過去の入学試験で出題された問題や入試に関する詳しい情報は、下の過去問の入手方法で公開されています。
7.口述試験の集合時間及び試験時間は、試験初日にお知らせします。
社会人特別選抜では、試験科目と配点が以下のように簡素化されます。
月日 | 8月24日(金) | |
---|---|---|
科目 | 外国語(100点) | 口述試験 (100点) |
時間 | 10:00〜17:00 | |
備考 | 英 語 TOEIC Listening & Reading Testの公式認定証(Official Score Certificate)またはOfficial Score ReportあるいはTOEFL受験者用スコア票(米国ETSから受験者本人宛に郵送される受験者用控えのExaminee (Test Taker) Score Report)の点数を評価 上記(注4〜5)参照 |
個別面接 (専門分野及び本人の志望などについて試問する) |
入試は以下の日程で実施されます。また、社会人特別選抜も同時に実施します。試験科目・配点・出題範囲は、8月期と同じです。(試験時間等の詳細は募集要項で確認して下さい。)
博士後期課程の志願者を対象として、一般入試(8月期)と一般入試(2月期)の2回の入試を実施します。また、社会人後期課程学生の受け入れを積極的に進めており、一般入試と同時に社会人を対象とした社会人特別選抜も実施します。以下は各入試の概要です。
多くの人が出願資格を持つ最も一般的な入試で、口述試験を重視します。入試は以下の日程で実施されます。また、社会人特別選抜も一般入試と同じ方法で実施します。
月日 | 8月22日(水) | |
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科目 | 外国語(100点) | 口述試験 (200点) |
時間 | 10:00〜17:00 | |
備考 | 英 語 TOEIC Listening & Reading Testの公式認定証(Official Score Certificate)またはOfficial Score ReportあるいはTOEFL受験者用スコア票(米国ETSから受験者本人宛に郵送される受験者用控えのExaminee (Test Taker) Score Report)の点数を評価 (注2〜3)参照 |
個別面接 (専門分野及び本人の志望などについて試問する。これまでの研究内容及び今後の研究計画に関する10分のプレゼンテーションを含む。) |
(注)
1.受験生は、志望する指導教員と必ず事前に連絡をとってください。第2志望がある場合には、その指導教員とも連絡を取ってください。
2.平成28年(2016年)7月以降に受験した、TOEIC Listening & Reading Testの公式認定証(Official Score Certificate)またはOfficial Score Report(写真印刷付き)あるいはTOEFL受験者用スコア票(米国ETSから受験者本人宛に郵送される受験者用控えのExaminee (Test Taker) Score Report)(写真印刷付き)の原本を所定の用紙にはり付け、試験初日の専攻の指定する時に提出してください。(提出方法は、貼付用紙をご確認ください。) また、試験初日の専攻の指定する時に提出がなかった場合は、その理由によらず、外国語の科目が欠席扱いとなり、選考の対象外となります。
3.TOEIC公式認定証またはTOEFL受験者用スコア票のコピー、TOEIC Institutional Program (IP) Score Report および、TOEFL Institutional Test Score Record の提出は認めません。
また、提出された原本は返却しません。
4.口述試験の詳細については、下の『※口述試験について』にまとめてあります。必ず読んで準備をしてください。
入試は以下の日程で実施されます。また、社会人特別選抜も同時に実施します。試験科目・配点は、8月期と同じです。(試験時間等の詳細は募集要項で確認して下さい。)
情報基礎の問題は必ず以下の範囲から出題し、これ以外の範囲からは出題しません。
出題範囲 | |
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データ構造とアルゴリズム | スタック、キュー、リスト、木、グラフ、これらを対象とするアルゴリズム |
プログラミング基礎 | 制御構造(条件分岐、ループなど)、データ型(文字列、配列など)、関数、手続き、再帰呼出し |
離散数学と論理 | 集合、関数、関係、グラフ、命題論理、述語論理 |
論理回路 | ブール代数、カルノー図、組合せ回路 |
1.英語の試験はTOEICまたはTOEFLの成績を利用しています。大学独自の英語の試験はありませんので、TOEICまたはTOEFLを各自で受験して、試験初日の専攻の指定する時に成績票を提出してください(募集要項参照)。
2.大学などで実施するTOEFL-ITPは、公的なものではありませんので、入学試験には使えません。入学試験のためには、公的な機関で実施するTOEFL-iBT、TOEFL-PBT、TOEFL-CBTまたはTOEICの成績票が必要です。
(注)TOEFL-CBT は実施が終了しており, TOEFL-PBT も日本での実施は終了しています.
博士後期課程の口述試験では、専門分野及び志望理由等についての試問に加えて、これまでの研究内容及び今後の研究計画に関する10分のプレゼン テーションをしていただきます(時間10分を厳守してください)。プレゼンテーションにあたっては、パワーポイントなどを用いてください。なお、プレゼンテーションに必要な機器(液晶プロジェクターなど)は試験室に準備しますが、ノートパソコンなどは志願者が用意してください。機器など口述試験について質問がある場合は、事前に下の問い合わせ先に連絡してください。
デュアルディグリープログラムは、研究または高度に専門的な業務に従事するために必要な能力や学識の修得を目指す博士後期課程学生に、専攻分野とは異なる関連分野の学議を修得させるプログラムを提供し、深い専門性と広い学識に加えて高い適応力のある人材を育成することを目的とします。
システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻前期課程では、現在、以下の専攻の後期課程とのデュアルディグリープログラムを実施しています。
システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻後期課程では、現在、以下の専攻の前期課程とのデュアルディグリープログラムを実施しています。
本プログラムの履修を申請する場合には、「デュアルディグリープログラム申請書」用紙を、デュアルディグリープログラムにおける主専攻となる博士後期課程を所管する各エリア支援室大学院教務で受領し、主専攻および副専攻の指導予定教員の署名を得て、学生募集要項に記された出願資格認定審査の期日までに、デュアルディグリープログラムにおける主専攻となる博士後期課程を所管する各エリア支援室大学院教務まで提出してください。
審査の上、デュアルディグリープログラムが認められる場合には、「デュアルディグリープログラム履修許可書」を交付しますので、その写しを博士後期課程の出願書類に添えて出願してください。また、博士前期課程については、こちらへデュアルディグリー履修許可書の写しをメールにて送付してください。認証番号を発行しますので、その認証番号を博士前期課程の出願時に入力してください。認証番号の入力をもって博士前期課程の検定料は不要になります。また、入学後の授業料についても、後期課程のみとなります。
なお、本プログラムの適用にあっては、所定の入学試験に合格し、入学手続を行なう必要がありますので、ご注意ください。また本プログラムの趣旨により、博士後期課程・博士前期課程の同時出願の場合、博士後期課程が不合格の際には、博士前期課程も不合格となります。
本プログラム履修者において副専攻をコンピュータサイエンス専攻前期課程とする場合には、単位の取得に関する要件は原則として他のコンピュータサイエンス専攻の博士前期課程の学生と同等です。ただし、入学前に他大学大学院や他研究科において履修した科目を10単位を上限として課程修了に必要な単位として認定することがあります。
募集要項発表後、学生募集要項ウェブサイトからアクセスできます。
博士前期課程の過去の一般入試(8月期と2月期)で出題された基礎科目(数学・情報基礎)の問題を、http://www.cs.tsukuba.ac.jp/admission/past-exam.htmlにて公開しています。
本専攻の入試に関しまして,多くのお問い合わせをいただき誠にありがとうございます.
いただきましたご質問の中でよくあるものとそれに対する回答をまとめました.
2018年5月2日更新