プログラム

  • 高度IT人材育成のための実践的ソフトウェア開発専修プログラム
  • ビジネスアプリケーション分野
  • 社会人のための 博士後期課程 早期修了 プログラム
  • ICT教育プログラム

2015年国際大学対抗プログラミングコンテスト(ACM-ICPC)
アジア地区予選つくば大会 ~筑波大学チームの記録【前編】~

2015年国際大学対抗プログラミングコンテスト(ACM-ICPC)アジア地区予選つくば大会が、2015年11月28日(土)~30日(月)につくば市で開催されました。本稿では、筑波大学からこの大会に出場した3チームの活躍ぶりを紹介します。

記事(後編)はこちら

2015年国際大学対抗プログラミングコンテスト(ACM-ICPC)について
筑波大学チームの紹介
開会式・オリエンテーション(11月28日)
歓迎会(11月28日)

2015年国際大学対抗プログラミングコンテスト(ACM-ICPC)について

国際大学対抗プログラミングコンテスト(ICPC)は、アメリカのコンピュータに関する学会 ACM (Association for Computing Machinery)が主催する、国際的な、大学対抗のプログラミングコンテストです。 ICPC の詳しい内容については、「3分で分かるICPC」をご覧下さい。

2015年に、日本で行われるアジア地区予選は、筑波大学がホスト校となり、ACM-ICPCつくば大会実行委員会、(公財)情報科学国際交流財団、筑波大学の主催、茨城県とつくば市の共催で行われました。当日は、海外チーム7校7チームを含む、34校42チームが参加し、計126名の学生が、世界大会に向けて、プログラミングの技術を競い合いました。

筑波大学チームの紹介

筑波大学からは、国内予選で優秀な成績を収めた、次の3チームが出場しました。

チーム「logicmachine」
チーム「logicmachine」
井上雄登さん(コンピュータサイエンス専攻M1)
桑原悠太さん(コンピュータサイエンス専攻M1)
小柳涼介さん(コンピュータサイエンス専攻M2)
いずれも情報科学類出身

国内予選5位

アジア地区予選韓国大会で5位
チーム「-D_GLIBCXX_DEBUG」
チーム「-D_GLIBCXX_DEBUG」
中島希さん(数学類3年)
中尾收さん(情報科学類3年)
竹中孝介さん(情報メディア創成学類3年)

国内予選16位

アジア地区予選台湾大会に出場予定
(本稿執筆後の12/5-6に開催)
チーム「UNYOLER」
チーム「UNYOLER」
中垣内千晶さん(情報科学類3年)
中川慎哉さん(情報科学類4年)
齋地崇大さん(情報科学類2年)

国内予選31位

IBM Diversity優秀賞(A)を受賞
(メンバーに女性選手を含むチームの中で最高位)
この9名のうち、竹中さん以外は、TPC (Tsukuba Programming Circle) のメンバーで、サークルで、プログラミングコンテストの過去問を解くなどの活動をしているそうです。また、過去に ICPC や他のプログラミングコンテストに参加した経験者もいました。なお、各チームのメンバーと一緒に写っているのは、各チームのコーチで、TPC 顧問のアランニャ先生です。

それぞれのチームに、チーム名の由来を尋ねたところ、「logicmachine」は、プログラミングコンテストで活躍して、既に卒業した先輩のハンドルネームにあやかってつけたそうです。「-D_GLIBCXX_DEBUG」は、デバッグするときに付ける、コンパイラのオプションで、チーム名にしているとバグが出たときに忘れないとのことでした。「UNYOLER」は、特に意味はなく、語感から付けたようです。

開会式・オリエンテーション(11月28日)

さて、アジア地区予選つくば大会は、11月28日14時から、つくばカピオサイバーダインアリーナで行われました。

開会式前
開会式が始まる前に、各チームのメンバーと話をしましたが、少し緊張している様子でした。会場奥の中央には、お菓子や飲み物があるリフレッシュコーナー(4番テーブルの手前)があり、出場者はここで自由に飲食できます。
開会式前
開会式が始まりました。アジア地区予選なので、公用語は英語です。すべての会話は英語で行われ、配布資料も英語で書かれています。
開会式
開会式
オリエンテーションでは、コンテストで使用するシステムの説明がありました。各チームのテーブルには、閉じた状態のノートPCと、これに外付けされたディスプレイ、キーボード、マウスがあり、これらを使ってプログラムを作成します(開会式前の写真の各チームのテーブルを見ると、様子が分かります)。自分で装置を持ち込むことはできませんので、すべてのチームは、同じ装置を使って、プログラムを作成することになります。また、ノートPCを開くと、ノートPCのキーボードとディスプレイが使えますが、これらを使うことは禁止されており、2人で同時にプログラムを入力することはできません。

ノートPCは、大会本部にネットワークでつながっています。作ったプログラムはオンラインで提出し、その合否判定もオンラインで分かるようです。プリントアウトもできるようで、印刷したものをスタッフが運んでくれるとの説明もありました。
オリエンテーション
オリエンテーション
オリエンテーションの後は、サンプル問題を解いて、使用するシステムを確認する「トライアルユース」と、キャラクタを動かすプログラムを Java で書いて、他のチームと対戦する「Javaチャレンジ」がありました。この「Javaチャレンジ」の結果は、2日目のコンテストの後に発表されます。

歓迎会(11月28日)

予選初日18時30分から、筑波大学第二エリア食堂において、歓迎会が行われました。

歓迎会
歓迎会
食事の後は、各チームの自己紹介が行われました。 1チーム1分以内で話すようにと指示がありましたが、42チームあるので、これでも結構な時間がかかります。 もちろん、この自己紹介も、英語で話す必要があります。

歓迎会

チーム「-D_GLIBCXX_DEBUG」

歓迎会

チーム名のオプションを付けると、デバッグできることを紹介

歓迎会

チーム「logicmachine」

歓迎会

チーム名の由来を紹介

歓迎会

チーム「UNYOLER」

歓迎会

メンバーを紹介


記事(後編)はこちら