研究内容

本研究室では,「画像処理」,「医用画像処理」,「マルチメディア信号処理」に関する研究を行っています.イメージングサイエンス,圧縮センシング,機械学習などの新分野の台頭により,従来よりも高度な画像処理の実現が可能となっています.当研究室では,これまでに培った既存技術の知識と,これらの新しい技術を活用することにより,画像処理分野の発展に貢献していきます.

画像処理

最先端の画像処理手法を用いてカメラやビデオの画像センサから画像+αの情報を獲得する技術を,本研究室では総称して知的画像センシングと呼んでいます.具体的には,低解像度画像から高解像度画像を生成する超解像,全ての場所に焦点があった画像を合成する全焦点画像生成,画像から被写体の形状や距離を生成するコンピュータビジョン,自動でぼけを補正するブラインド画像復元等の研究を行っています.より詳しい説明はこちら

医用画像処理

医用画像処理は大きく分けて医用イメージングとCAD(計算機診断支援) があります.前者は,CTやPETに代表されるイメージング装置で計測されたデータから人体内の構造物を画像化する技術をさします.後者は,医用画像を解析して診断しやすいように処理することで医師の負担を軽減したり,医師に客観的な診断結果を提示することで病変の見落としを防ぐために用いられます.より詳しい説明はこちら

マルチメディア信号処理

信号処理とは,ある信号を取得し,それを加工・解析する技術のことです.得られたディジタル信号は様々なアプリケーションに応用することができ,情報圧縮,情報付加,情報分離等に応用されます.2015年現在,4Kや8Kといった超高解像度映像が実用化され,より高画質,高速,高圧縮な技術が求められる時代になっています.信号処理グループでは,高速変換や整数変換といった手法を研究することで技術発展に貢献していきます.より詳しい説明はこちら