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Step 1: JUNG2.0の基礎

  1. JUNG2.0とは
  2. JUNG2.0の入手
  3. JUNG2.0を使用する準備
  4. 関連Webページ
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JUNG2.0とは

JUNGはJavaをベースとするオープンソースのソフトウェアライブラリで、グラフとして表現できるデータの、モデリング、分析、可視化をサポートします。その対象は、ソーシャルネットワーク分析、情報可視化、知識発見、データマイニングなどの分野に関連する数学的でアルゴリズム的なグラフのアプリケーションです。しかし、これらの分野に限定されているわけではなく、グラフとネットワークに関連する他の多くのアプリケーションにも使うことができます。(JUNGの公式ページ(英語)より)

JUNGはVersion 1.0.0が2003年8月にリリースされて以来、何度かのバージョンアップを繰り返してきました。2009年4月にVersion 2.0がリリースされ、2010年1月にVersion 2.0.1がリリースされました。

JUNG2.0の入手

必要なファイルはSourceForgeで入手できます。

関連ファイルは以下の通りです。

JUNGを使用したプログラミングに必要なのはjung2-2_0_1.zipです。APIドキュメントもダウンロードしておくとオフラインの時でも参照できます。ライブラリの実装について詳しく知りたい場合にはソースファイルが役立ちます。APIドキュメントには不完全な部分もあるので、それを補うためにソースファイルが役立つときもあります。

JUNG2.0を使用する準備

JUNGはライブラリなのでいわゆるインストール作業は不要です。

入手したjung2-2_0_1.zipを解凍すると、いくつかのjarファイルが得られます。これらをIDE(EclipseやNetBeansなど)にライブラリとして登録します。実際には使用する機能によって不要なjarファイルもありますが、とりあえず全部登録しておいても問題はないでしょう。

以下はExlipseとNetBeansでのライブラリの登録のしかたの一例です。

Eclipseの場合

JUNG2.0を使用するプロジェクトを開いた状態で以下を行います。
  1. Package Explorerのプロジェクト名上で右ボタンメニューを開き、「Properties」を選びます。すると下のようなPropertiesのウィンドウが開きます。
  2. 左側のカテゴリーから「ライブラリ」を選び、上のタグから「コンパイル」を選びます。
  3. 右の「JAR/フォルダを追加(F)」ボタンを押して、ライブラリとして登録するjarファイルを選択します。

Properties window of Exlipse

NetBeansの場合

JUNG2.0を使用するプロジェクトを開いた状態で以下を行います。
  1. メインウィンドウ左側のプロジェクト名上で右ボタンメニューを開き、「プロパティー」を選びます。すると下のようなプロジェクトプロパティーのウィンドウが開きます。
  2. 左のメニューから「Java Build Path」を選び、上のタグから「Libraries」を選びます。
  3. 右の「Add External JARs ...」ボタンを押して、ライブラリとして登録するjarファイルを選択します。

Properties window of NetBeans

関連Webページ

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