期末試験採点結果および成績について
このページには,2014年度の『論理と形式化』の成績関係の情報を置きます。
期末試験の問題と、
解答例は、それぞれのリンク先を見てください。
問題や解答例に疑問がある人は亀山あてにメールください。
期末試験の採点詳細 (亀山担当分の問題2のみ)
- (2-a) 配点10点、部分点なし; ∀X∀Y ...と書いても∀Y∀X ..と書いて
も正解。よくある間違いは
∀X∀Y (r(X,Y) ⊃ ∀X∀Y(r(s(X),s(Y)))) であり、
これは、正解の論理式とは意味が異なるので不正解である。
- (2-b-1),(2-b-2),(2-b-3),(2-b-4) それぞれ配点10点、合計40点。
「成功する解が1つしかない問題なのに、2つ書いていた」という場合は、
正しい解を含んでいる場合は適宜部分点を与えた。(2-b-4) は同じ解が2回出
てくるのだが、1回だけ書いたものを正解とし、2回出てくるということを明示した答案は、プラス5点とした。
- (2-c) 配点10点(r と p の意味がそれぞれ5点)。言葉で説明する問題な
ので、「ほぼ正解」「ある程度正解」というものに対して、適宜部分点を与えた。
- (2-d) 配点10点。証明図を書く問題であり、ほんのわずかに間違ってい
る場合には、その程度に応じて部分点を与えた。
- (2-e) 配点10点。意味論の問題は、今回の試験範囲では最高難度のもの
であり、なかなか解ける人は多くないかと思っていたが、それでも数名は
解けていた。
- (2-f) きちんとできている場合には10点を追加。これはプログラミング
の問題であり、「ほぼ正解」というのはあまり意味がないので、完全にできて
いるものに対して10点を与えた。この問題を解こうとすると人が3名以上いる
とは予想していなかったが、想像以上に大勢がチャレンジしていて(完全な
正解は多くはなかったが)情報科学類生のやる気を感じられて嬉しかった。
- 問題2の合計点は(追加ボーナス点を除いて)80点である。
なお、問題2の最高点は95点(ボーナス点があるため満点を越えた)の菊池健斗
君、90点は南波君、樋口君の2名だった。
演習レポートの採点詳細 (亀山担当分のみ)
- short quiz については、問題にきちんと取り組んでいれば(内容が
正解かどうかによらず)良しとした。3回分で30点である。
- 最後のレポート(manaba経由で提出)については、きちんと取りくんであ
れば80%, 特に良い内容があれば 100%、内容が劣るものは60% という
採点とした。こちらは20点満点である。
- short quizとレポートは合計で50点満点である。
成績
成績は、シラバスに明示した通り、演習と期末試験が1:1の割合である。
また、前半(水谷先生担当分)と、後半(亀山担当分)が 6週と4週であることか
ら、 前半と後半が 6:4 の比率とした。つまり、以下の通りの配点となる。
- 前半の演習: 30点
- 期末試験の問題1: 30点
- 後半の演習: 20点 (換算)
- 期末試験の問題2: 20点(換算)
- 合計: 100点
上記の結果をもとに、出席状況や成績分布をもとに総合的に勘案した結果、
80点以上をA+,
70点以上をA,
55点以上をB,
40点以上をC,
40点未満をDとした。結果として、A+ は6名、Aは16名, Bは32名, Cは12名,
D(期末試験放棄の7名を含む)は、15名となった。
亀山幸義