#include <stdio.h> #include <stdlib.h> #include <string.h> struct record { int number; char name[256 + 1]; int point; struct record *next; }; struct record *head = NULL; void insert_list(int no, char *nam, int pnt) { struct record *p, *q, *t; t = (struct record *)malloc(sizeof(struct record)); if (t == NULL) { fprintf(stderr, "Out of memory\n"); exit(1); /* Terminate the program with the exit status */ } t->number = no; strcpy(t->name, nam); t->point = pnt; q = NULL; for (p = head; p != NULL; p = p->next) { if (p->point >= pnt) { break; } q = p; } if (q != NULL) { q->next = t; } else { head = t; } t->next = p; } int main(int argc, char *argv[]) { FILE *fp; int nlines, i; int no, pnt; char nam[256 + 1], buf[1024 + 1]; struct record *p; if (argc != 2) { fprintf(stderr, "Missing file argument\n"); return 1; } if ((fp = fopen(argv[1], "r")) == NULL) { fprintf(stderr, "Can't open %s\n", argv[1]); return 1; } if (fgets(buf, sizeof(buf), fp) == NULL) { fprintf(stderr, "Can't read input data\n"); return 1; } if (sscanf(buf, "%d", &nlines) != 1) { fprintf(stderr, "Invalid input data\n"); return 1; } for (i = 0; i < nlines; i++) { if (fgets(buf, sizeof(buf), fp) == NULL) { fprintf(stderr, "Can't read input data\n"); return 1; } if (sscanf(buf, "%d %s %d", &no, nam, &pnt) != 3) { fprintf(stderr, "Invalid input data\n"); return 1; } insert_list(no, nam, pnt); } fclose(fp); for (p = head; p != NULL; p = p->next) { printf("%d %s %d\n", p->number, p->name, p->point); } return 0; }
for (p = head; p != NULL; p = p->next) { free(p); }を加える(2019年11月6日17:10追記).
例題1のプログラムを参考に,例題の入力ファイルと同じフォーマットのファイルのファイル名をコマンドライン引数から受け取り,ファイルに含まれている学籍番号,名前,点数を読み取り,それらの情報が書かれた行を,名前のアルファベット順に表示するプログラムを作成しなさい. 文字列の順序比較にはライブラリ関数の strcmp を使って良い. プログラムのソースファイル名は ex4_1.c,実行ファイル名は ex4_1 とする. 例題の入力ファイルを与えたときの実行結果を示しなさい. 余裕があれば他の入力ファイルを与えたときの実行結果も示しなさい.
例題1のプログラムを参考に,例題の入力ファイルと同じフォーマットのファイルのファイル名をコマンドライン引数から受け取り,ファイルに含まれている学籍番号,名前,点数を読み取り,それらの情報が書かれた行で,平均点以上の学生のものを,点数の高い順に表示するプログラムを作成しなさい. プログラムのソースファイル名は ex4_2.c,実行ファイル名は ex4_2 とする. 例題の入力ファイルを与えたときの実行結果を示しなさい. 余裕があれば他の入力ファイルを与えたときの実行結果も示しなさい.
注意: 変数の初期化を忘れて平均点の計算結果が正しくなくなるレポートが過去に多く見られた. 初期化が必要な変数を初期化することを忘れないようにしよう.
初期化に関する注意を加えました.(2019年11月6日 16:35 追記)
#include <stdio.h> #include <stdlib.h> #include <string.h> #include <ctype.h> struct record { char word[64 + 1]; int count; struct record *next; }; struct record *head = NULL; int read_word_from_file(FILE *fp, char *word); void add_word_to_list(char *word); int main(int argc, char *argv[]) { FILE *fp; char word[64 + 1]; struct record *p; if (argc != 2) { fprintf(stderr, "Missing file argument\n"); return 1; } if ((fp = fopen(argv[1], "r")) == NULL) { fprintf(stderr, "Can't open %s\n", argv[1]); return 1; } while (read_word_from_file(fp, word)) { add_word_to_list(word); } fclose(fp); for (p = head; p != NULL; p = p->next) { printf("%s %d\n", p->word, p->count); } return 0; }
read_word_from_file と add_word_to_list を完成させて,例題2のプログラムを完成しなさい. プログラムのソースファイル名は ex4_3.c,実行ファイル名は ex4_3 とする.
入力としてファイル ex4_message.txt を与えて ./ex4_3 ./ex4_message.txt を実行し,プログラムが正しく動くことを確認しなさい. なお,一例を出すと,cutting-edge は1回,global は5回,education は6回,of は29回出現していると表示されるのが正しい. また,表示される出力は274行となり,最初の5行が
-- 1 1872 1 1973 1 Amid 1 Based 1となり,最後の5行がwide 1 will 2 with 3 world 1 would 1となるのが正しい.この実行結果はレポートに含める必要はない.入力としてファイル ex4_toyoda.txt を与えて ./ex4_3 ./ex4_toyoda.txt を実行し, 表示される結果の最初の10行と最後の10行をレポートに書きなさい.
作成するプログラムで実行時にメモリ領域を確保した場合,プログラムの終了前にそれらを解放しなくてもよいものとする(2019年11月6日17:15追記).
ヒント: add_word_to_list の中では,ファイルから読んだ文字列を格納するメモリ領域を確保するために,ライブラリ関数の malloc を呼び出す必要があるだろう.一方,read_word_from_file には,すでに確保されたメモリ領域へのポインタが渡されるので,関数内で新たにメモリ領域を確保する必要はないだろう.
ヒント: アポストロフィ文字をプログラムの中で扱う際には注意が必要である.C言語で文字を表現するための括り記号はシングルクォーテーションであり,それはアポストロフィそのものであるからである.アポストロフィ文字をC言語のプログラムの中で表現する方法については,Webを検索するなどして自分で調査してほしい.
このプログラムを元に,出現頻度の高い順に単語と出現頻度を表示するプログラムを作りなさい. 出現頻度が同じ単語が複数存在する場合には,それらの単語は任意の順で表示して良い. プログラムのソースファイル名は ex4_4.c,実行ファイル名は ex4_4 とする.
入力として課題3と同じファイルを使って ./ex4_4 ./ex4_message.txt を実行し,プログラムが正しく動くことを確認すること. なお,一例を出すと,出現頻度の第5位は as で出現頻度は14,第11位は society で出現頻度は7となるのが正しい. この実行結果はレポートに含める必要はない.
入力として課題3と同じファイルを使って ./ex4_4 ./ex4_toyoda.txt を実行し,表示される結果の
をレポートに書きなさい.
- ファイル先頭行から出現頻度10以上の行までの部分
- 出現頻度1である単語の個数
作成するプログラムで実行時にメモリ領域を確保した場合,プログラムの終了前にそれらを解放しなくてもよいものとする(2019年11月6日17:15追記).
レポートに書く必要はない(書いてもいい)が,余裕があれば,作ったプログラムに長い文書を与えてみるのも面白いかもしれない. Project Gutenberg には,著作権が切れた小説のデータが大量に公開されている. たとえば「宝島」がある. 入力としてファイル ex4_island.txt を与えてみよう. 出現頻度の第100位は squire で出現頻度は88,第183位は HISPANIOLA で出現頻度は51,第275位は treasure で出現頻度は35となるのが正しい. 単語の総数は7103となり,出現頻度1である単語の個数は3761となるのが正しい.