並列分散システム特論
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担当教員 |
和田耕一、山際伸一
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電子メール | wada( @ ) cs.tsukuba.ac.jp |
URL | |
オフィスアワー | 和田:月 5限(総合研究棟B棟 1105)、山際:月曜午後(共同研究棟A106) |
科目番号 | 01CH404 |
分野 | 計算機工学 |
基礎/専門の別 | |
授業形態 | 講義と輪講 |
開講学期 | 秋AB |
時限 | 火1,2 |
教室 | 総合B1001 |
キーワード | 計算機アーキテクチャ 並列計算機 並列分散処理アルゴリズム |
Keyword | Computer Architecture Parallel and Distributed Computing |
前提条件 | 計算機アーキテクチャの基礎的知識があることが望ましい。 |
学位プログラム・コンピテンスとの関係 | コミュニケーション能力,研究力,知識力 |
学習目標 | スーパーコンピュータのような複数のプロセッサが協調動作することで、大きな問題(アプリケーション)を高速実行するための高度な計算機アーキテクチャを理解し、その仕組みを解説できる。 |
概要 |
本講義は、前半を山際が担当し、後半を和田が担当する。 前半は、計算機アーキテクチャのおさらいから始まり、プロセッサ単体での命令レベル並列性について理解し、並列分散処理の構成について理解する。さらに、複数のプロセッサを接続するネットワークの構成と通信方式を理解し、分散配置された記憶の管理について理解する。並列分散環境において、プログラムを構成するための基本原理とプログラムの構成テクニックについて、アプリケーション例を元に学習する。 本講義の後半では、共有メモリを実現する技術を中心に、様 々な並列アーキテクチャと高性能化技術について解説す る。並列アーキテクチャでは、全体性能に大きな影響を 及ぼすネットワークとメモリの構成方式、およびそのレ イテンシの削減方法、隠蔽方法を学ぶ。並列プログラム 実行時のふるまいに基づいて、どのような点について考 慮すべきかを明らかにする。また、大規模化の際の問題 点と設計法について学ぶ。 |
授業計画 |
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教科書 |
Ananth Grama, George Karypis, Vipin Kumar, Anshul Gupta, Introduction to Parallel Computing, Addison Wesley. Michel Dubois, Murali Annavaram,and Per Stenström, Parallel Computer Organization and Design, Cambridge University Press. |
参考書 | Rajkumar Buyya, "High Performance Cluster Computing," Prentice Hall Inc.. |
成績評価 | 輪講形式で行い、規定の回数の輪講を担当すること。 輪講資料の内容とを総合的に判断し、評価する。 |
TF・TA | |
その他の情報 | 偶数年度開講 |