筑波大学では文部科学省が推進する情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業の一環として分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク:enPiT (Educational Network for Practical Information Technology) という情報教育,とりわけビジネスアプリケーションに関する課題に取り組んでおります( 参考URL:
enPiTサイト ).
2013年度にひきつづき,2014年度も筑波大学におけるenPiT BizApp受講生を募集します.
enPiTでは,
短期集中合宿と
分散PBL(Project Based Learning)をセットとして受講することで,より
実践的でイノベーティブな開発構想と,
グループプロジェクト開発を体験することができます!
ここでは,学生が本プログラムに参加する場合,教員側で検討すべきことについて記述させていただきます.
学生向け募集要項とプログラムの流れは
こちらにあります.プログラムについて学生向けの説明をご一読の上,こちらをご覧いただけると幸いです.
- enPiTに参加するには?
まず4月には教員の方が参加校MLへ登録してください.単位の扱いと参加形態を検討していただいた後,5月9日までに学生からの申し込みをしていただきます.詳細はこちら.
- 参加した場合に学生はどのような学習をすることになるのか?
短期集中合宿からは4名程度のグループを組み,分散PBLまで通じてソフトウェアをメインとしたプロジェクト開発をしていただきます.合宿までの期間は事前学習として,ソフトウェア開発の基礎知識を自主学習していただきます.
詳細はこちら.
- enPiTに参加した場合の単位の扱いは?
筑波大学から単位を発行する場合や,参加校から単位を発行していただく場合など,個々の大学にあわせて対応します.詳細はこちら.
- 参加形態にはどのような種類があるか?
プログラムは5月から7月までの事前学習,8月の短期集中合宿,9月から11月までの分散PBLからなります.事前学習は自主学習です.短期集中合宿はスタンダードコースかライトコースの選択となります.また,分散PBLもいくつかの参加形態が選べます.
詳細はこちら.
- 参加校になった場合の具体的な活動は?
担当される先生方には貴校学生への広報ならびに,参加する学生と筑波大学との橋渡し役をお願いしております.また,年2,3回程度の参加校打ち合わせがあります.
詳細はこちら.
- 学生に対するメリットは?
単位が最大6単位取れます.また,修了証を12月に発行しますので,学生の就職活動のアピールにもなります.そしてグループとしてのプロジェクト開発経験を通じて,プログラミング知識のみならず,グループ運営や計画的思考などを養うことができます.
詳細はこちら.
- 参加大学のメリットは?
担当される先生方としては,研究テーマを活かしたアプリケーション開発や,enPiTを通じて企業へのコネクションを確立することもできます.
詳細はこちら.
- 参加校になる
所属する学校が参加校ではない場合,まずは参加校になっていただく必要があります.基本的にはMLに加入していただくだけです.MLでは打ち合わせ情報や発表会情報など参加校向けの情報を提供します.
筑波大学事務局 嵯峨,渡辺( enpit-office@cs.tsukuba.ac.jp )へ連絡してください.参加校MLに登録させていただきます.
参加校の世話人教員のために年2,3回の参加校打ち合わせがあります.参加は必須ではありませんが参加していただきながら様子を見ていただければと思います.遠隔会議システムでの参加も可能です.なお,出張旅費については筑波大学の予算より支給します.
Polycom等遠隔会議用機材の貸出もできます.
また,学生への広報活動として,ポスター掲示などを依頼させていただくことがあります.
- 単位の扱いを検討する
実際に参加をされる場合,単位の扱いを学校ごとに検討していただく必要があります.
単位の付与のしかたは大学ごとに異なると思います.
現在までに検討している例をいくつかご紹介します.
- 単位互換協定を結び,筑波大学での科目等履修生として参加してもらい,筑波大学より単位を発行する (現状,最大6単位).同時に筑波大学よりenPiT修了証を発行する.
- 参加校からの学外活動として参加してもらい,参加校より何らかの単位を発行していただく.同時に筑波大学よりenPiT修了証を発行する.
- 参加校からの学外活動として参加してもらう.単位については考慮しないが,筑波大学よりenPiT修了証を発行する.
- 学生の参加形態を検討する
enPiT 筑波では,事前学習,短期集中合宿,分散PBLを1セットとして実施する予定です.そのため,基本的には学生が検討しているテーマに基づき,一年間開発を継続してもらいます.しかし,学校によっては事情が異なることも予想されます.なるべく柔軟に対応してゆきたいと思いますので是非ご相談ください.以下は一例です.
なお,出張旅費については学生分もふくめ筑波大学予算より支給可能です.
- 参加形態例
5月から7月は事前学習期間であり,自主学習となります.
短期集中合宿は二週間のスタンダードコースか,一週間のライトコースのいずれかを選択できます.
プログラムの詳細はこちら.
- ①事前学習,短期集中合宿,分散PBL
- 5月から11月まで通して参加する.
- ②事前学習,短期集中合宿,分散PBL延長
- 5月から翌年2月まで通して参加する.しっかりしたアプリケーションを仕上げる
- ③事前学習,短期集中合宿,自校分散PBL
- 5月から短期集中合宿(8月)までを指導の区切りとし,分散PBLは別テーマとして,それぞれの学校で指導していただく.この場合,グループ分けも当初より学校単位とする
- ④事前学習,短期集中合宿,分散PBLなし
- 5月から短期集中合宿(8月)までで区切りとする.分散PBL実施しない.
修了証が発行されないため,enPiTとしては推奨しませんが,やむをえない場合はこの選択肢もあります
enPiT参加によって参加校の考えるメリットが提供できるようにある程度カスタマイズに応じます.
- 単位が最大6単位取れます
- 修了証を12月に発行しますので,学生の就職活動のアピールにもなります
- 研究テーマを活かしたアプリケーション開発ができます(デモなどに使う)
- 評価の高いチームには賞や対外発表等も用意しているので学生の業績として利用できます
- 企業も参画しているので,enPiTを売り込み戦略として踏み台にすることも可能です
- 成果をプレスリリースするなど,ご相談の上進められます
参考資料
- 問い合わせ先
- enPiT筑波大学事務局 嵯峨,渡辺enpit-office@cs.tsukuba.ac.jp
Web http://www.cs.tsukuba.ac.jp/enPiT/