計算論理: 2015/10/29 の課題

  1. 単純型付ラムダ計算(直積と直和を持つもの)に対応する SimpleTypeDefファイルと、SimpleTypeファイルを、自分の作業場に コピーせよ。(正確には SimpleTypeDef.vo など、 SimpleTypeDef と SimpleType ではじまるファイル全てを 自分の Coq作業用ディレクトリにコピーせよ。)
      cd ~/coq   (ここで "coq"は、前回作成した作業ディレクトリの名前とする)
      cp ~kam/coq/SimpleType* .
    

  2. もし、情報科学類計算機室でなく、 自分のノートPCなど、異なるOS,マシンで実行している人は、 "coqc -v SimpleTypeDef" を実行して、 SimpleTypeDef.vo ファイル等を作りなおしなさい。この際、 若干の警告メッセージが出るが気にしなくてよい。 もし、ここでコンパイルエラーが出る場合は、 あなたの使っている Coq のバージョンが古い可能性があるので設定を確認す ること(それでもわからなければ、Coqエキスパートの TA 坂口君に聞くこと; ただし、彼はMacユーザなのでそれ以外のOS特有の話は自力で解決してほしい)。

  3. 次に、SimpleType.v ファイルを emacs で読みこんで、 単純型付ラムダ計算における型付けを学習しなさい。 黒板で説明した体系と、演習システムの体系との記号の違いについては、 配布資料(ウェブページにもある)で説明している。 演習問題のうち ex101 から ex107 までの 7問は既に答えを記入しているので、 これをCoqで実行しながら、どういう型付け図に対応するかを考えなさい。 なお、問題の番号は、一部抜けているところがある。(たとえば ex119 という 問題はない。これは理由があるので、自分で追加しないでほしい。)

  4. 最後に、ex112 もしくは ex113 のいずれか1問以上の問題を解いて、 それに対応する型付け図を、レポートにはりつけて作成し manaba から提出しなさい。

  5. なお、ex133以降は、問題が難しくなる。それより前は、 項と型が与えられてその型付け図を作る問題だが、 ex133以降は、型のみ与えられ、項とその型付けを自分で考える必要がある。

  6. レポートは、電子ファイルとし(テキストまたはPDF、日本語または英語) manabaシステムから提出せよ。 かならず、本文中に学籍番号と名前を書くこと。

このレポートの締切は、 締切は 11/4 (夜)である。 例によって、こちらのレポートは出席がわりにもなっているので、 必ずそれまでにレポートをだすこと。(不完全なレポートでもよいので必ずだ すこと。) なお、命題論理(PropLogic)レポートの締切も同じ日である。 「SimpleType.v の問題をたくさん解く」という課題は、 2週間程度先の予定であり、そのレポートは別に出してほしい。