計算論理学 (けいさんろんりがく)

2014年度の成績について

• 成績はシラバスにある通り、演習等(short quiz を含む)がおおむね7割、 期末試験がおおむね3割でつけました。ただし、演習等の方で、optional な課 題をやった人や特別に素晴しい答案があった場合には加点をしました。
• 演習等の点数: 以下の和です。
  • Coq上のシステムでの演習課題: 今年はPropLogic, SimpleType が必須で、 CoreMLは optionalでした。よって、前者2つで65点満点となるよう 採点しました。(全設問のうち、極端に難しかった問題数を除いた総問題数の うち、解けた問題数の比率を、65点満点に換算。ただし、もともと解答が載っ ていた問題も「解けた」としてカウントしました。optional の方は、7.5点満点です。)
  • short quiz は5点満点です。これは成績をつけるためのものではありま せんでしたが、特に良い内容があった答案は、1つにつき5点を追加したので、 最高点の人は15点になりました。
• 期末試験の点数: 亀山担当分と、海野先生担当分の答案を 30点満点で採 点しました。亀山担当分については、型推論や直観主義論理等の設問は「正解」 があるので、内容的な正しさに即して採点し(とは言え、5行の記述式答案 ですから、要点さえ抑えていれば満点)、演習システムに関する設問は「正解」 はないので、論旨が明快であれば満点(つまり、「感想」「意見」が1つでも述 べられていれば満点)としました。 それらをベースに、特に良い答案はプラスをしました。
• 点数には関係ありませんが、演習システムに対する意見は面白い ものがいくつかあって参考になりました。例: 証明全体を(木の形で)見られるように してほしい、問題生成器を作るべき、難易度に応じて配点を変えるべき、 real time で演習の得点表を表示してほしい、CoreMLの問題ではどういうプログラ ムになるかが対応を示してほしい、etc.
• 以上を合計して、90点以上は「A+」,80点以上は「A」,65点以上は「B」, 50点以上は「C」という換算で成績をつけました。

  成績分布は以下の通りです: A+ 7名, A 3名, B 13名, C 2名, D 9名

  結果的に、期末試験を受け た人は(演習もある程度以上やっていたので)全員合格でした。 合格かどうかのボーダーラインの人については出席状況を考慮する予定でした が、今年は C にするか D にするか迷った人はいませんでした。