学生の声

今川 裕士 (八期生)

2年間の博士前期課程の間に実践的な力を身につけてから社会に出たい、という私の想いにマッチしたのがこの高度IT専修プログラムでした。本プログラムで代表的なPBLでは、仲間とともにひとつのシステムを作り上げていく楽しさと苦労を社会に出る前に経験することができます。PBLの担当教員の方々から多くのアドバイスを受けながらプロジェクトを進めることができ、失敗しても平気な環境でどんどんチャレンジしていくことができます。顧客とミーティングを重ねながら、設計から納品までといったシステム開発の全体を経験することができるという点は非常に大きく、大いに成長するチャンスがあります。講義や演習も本プログラム専用のものが多く、最先端で実践的なものです。知識だけではなく実践力の身につくカリキュラムになっています。 IT社会で活躍できる人材になりたい、といった志を持った学生の方には是非おすすめしたいプログラムです。同じ想いを持った仲間と過ごす2年間はきっとかけがえのないものになるはずです。

門脇 裕 (八期生)

 私は学部時代にソフトウェア情報学を専攻し, IT分野に関する基本的な技術や知識を身につけましたが, 企業に就職してどのように企業や社会に貢献するのかを考えた時に, 実力不足だと感じ本コースに入学することを決心しました. 本コースでは大学や企業の講師陣から実例をもって, 社会で通用するIT分野全般の知識や技術をご教授頂けます.  また, 顧客を設定した上で実際に利用されるシステムの開発をおこなうプロジェクトを経験できるため, 座学では身につかないプロジェクトマネジメントや, ソフトウェア開発手法の実践方法などを身につけることが可能です.  更には企業での就業型インターンシップや, 短期集中型のWeb・スマートフォンアプリケーション開発合宿など, 通常の講義とは違った活動によって幅広い知識や技術が身につくのもメリットの1つです.  修了時には, 即戦力として活躍できる人材になっていることは間違いないので, 是非本コースをおすすめします.

高杉 秀有平 (八期生)

このコースに初めて出会ったのは高専の専攻科にいた頃、筑波大学の先生が大学の説明会にいらした時でした。その時にチーム開発というものに対して感じたワクワク感は今でも覚えています。 チーム開発においては、今までのプログラミングやソフトウェアに対するスタンスだけでは、足りないことが多くあります。自分自身が持つ技術・知識だけでなく他のメンバーの知識範囲や、お客様の知識範囲・運用など、様々なことを考えながら開発する必要があると知りました。 このコースには様々なバックグラウンドを持ったメンバーが集まっています。そのメンバーたちとたくさんの意見を交わしながら、このコースで2年間を過ごすことが出来たのは、これからの自分自身のキャリアにとって非常に価値が有るものだったと思います。モノを作るという楽しさに加えて、チームでモノを作る楽しさを知ることができると思います。

古谷 翔太 (八期生)

本プログラムでは、ITに関する技術的な知識の習得のみならず、コミュニケーションスキルやマネジメントスキルなど、チームでシステム開発プロジェクトを推進するために必要なスキルを身に付けることができます。私自身も、ITを牽引する様々な企業で活躍されている多くの講師の方々による講義とグループ演習、PBLにおける顧客とのやりとりやチームメンバとの議論などを通じて、多くのことを学び、大いに成長することができたと実感しています。また、仲間と協力して問題を解決する喜びや、やりがいを感じることもできました。実践的なスキルを身につけ、IT業界の最前線で活躍したいと考えている皆さん、自信を持って本プログラムをおすすめします。

鄭 万嘉 (八期生)

本コースは一般コースと違い、個人で研究開発をすることではなく、実際の企業を顧客として、チームでシステム開発を行っています。そのような実践的な知識と技術を学べるのが本コースの魅力だと考えています。 一年目で企業の人は講師として多くの授業を担当しています。一つの領域にこだわらずに、幅広い分野でIT技術を活用する現状を知ることができました。また、PBL型の授業では、企業で仕事をするように、チームで顧客の要望分析から機能開発、テストまで行っていました。さらに、夏の長期インターンシップに参加し、日本企業の現場を実際に経験することができました。一年目で学んだ知識を生かし、二年目で実際の企業を顧客として、システム開発を行ってきました。 そのように、私は本コースで充実で有意義な二年間を過ごしました。卒業してから、即戦力として日本企業で活躍できると思います。

万 シャンシャン (八期生)

私がこのプログラムを志望した理由は、将来日本のIT企業に就職したいと思い、大学院でスキルを磨きながらプロジェクトに取り組むことで得られた知識を将来の職場で活かしたいと思ったからです。  1年目では、「PBL」を中心として授業やシステムの開発の取り組みをしました。基礎なソフトウェア開発知識から企業講師から最先端なIT技術についての話までの授業を受けました。そして、チームでシステムを開発したことにより、プロジェクトマネジメントや問題の解決力など実践力を身につけることができました。さらに、2年目では1年目のシステムの開発経験を踏まえて、もっと自主的な研究開発プロジェクトに取り組むことでシステム開発の知識を広めました。  本コースでは、夏休みの長期インターンシップが設けられているので、IT企業の仕事を体験できるとても貴重な経験を積めるチャンスであると思います。IT企業に興味のある方、将来日本のIT企業に就職したい留学生の方に本コースをお勧めします。

大塚 優樹 (七期生)

「社会のニーズに応える実践的なスキルを養成する」そんな言葉に魅かれ、私は高度IT専修プログラムへの進学を決意しました。その言葉通り、本プログラムは社会経験豊富な講師陣が、社会でも役立つスキルや知識を講義・演習を通して手厚く指導してくれます。特に本プログラム独自のPBLでは、学生が主体的にシステムを提案・開発していき、開発プロセスやマネジメントなど社会で通用する実践的な力を磨くことができます。
初めて学ぶことや経験することがある分、課題や作業に追われる苦労もありますが、将来IT分野で通用する人材に成長したいという意欲のある人には、本プログラムはうってつけの環境です。

千田 隼人 (七期生)

IT技術者としての実践力の習得を目指す方々に,私は本プログラムを強くお勧めします。授業では座学とチーム演習を通して技術知識やIT技術者としての心得を徹底的に叩きこまれるとともに,仲間と議論しながら課題に取り組む経験を多く積むことができます。また本プログラムには留学生が多数在籍しており,留学生と共に過ごす日々は新しい発見の連続です。PBLは取り組み方の自由度が高いため,成功や失敗を繰り返しながら多くの学びを得られます。もし大失敗をしてしまってもダメージが少なく済む大変貴重な機会です。IT業界の中枢を担うことを志す学生にとって,就職直前の最後の2年間を過ごすにはまさに理想の環境と言えるのではないでしょうか。

畑中 裕太 (七期生)

本コースの魅力は、幅広い知識や人脈、経験を得ることが可能な環境が整っていることだと思います。特徴としては、チームによるシステム開発や様々な企業の講師陣の授業など、実践的なカリキュラムが多いです。実際に、システム開発を実施してみると、ITの専門知識だけでなく、チームをまとめたり、ドキュメンテーションを作成したりと様々な知識や能力が必要で、そうした知識やノウハウを取得できる良い機会でした。また、一年生の夏季には、長期インターンシップに行くことで、学生の時から社会を意識して学ぶことができます。そうした、多くの経験や知識、ノウハウは自分の成長や自信に繋がると思います。私自身、入学当初は、やりたいことも定まらなかったのですが、多くの刺激を受けることで、自分の将来の目標を見つけることができました。ITの専門的な知識だけでなく、幅広い知識を得たい人や新たな刺激を求める人は本コースをお勧めします。

キン 松 (六期生)

私は、 本コースで培った力を生かし、日本 の総合電機メーカでSEを務めることができ、現在はWeb アプリケーションの開発 に楽しく取り込んでいます。
入学した当時、せっかく2年間の時間と学費を投資するのであれば、知識も思考力も 最大限に伸ばしたい と思い、 このコースに進学しました。入学して一番感じたのは、このコースの充実さと楽しさです。幅広いIT知識を修得できるほか、 同じコースの仲間とお互いの経験や得意なことを持ち寄りながら、実際に存在する顧客の課題を解決するようなITシステムを開発 していくため、コミュニケーション力や論理的思考力、様々な問題解決に対する着想力など、将来仕事をする上でも大きな武器になる力を身につけられます。
これだけ変化の激しい時代において、志を高く持ち、実力を磨きたいと思うあなたは、是非このコースで自分の可能性を最大限に広げてみてください。きっと「達成感」や「やりがい」、「面白み」などが溢れるくらい感じ取れると思います。

黒田 祐登 (六期生)

私がこのコースを志望した理由は、高度IT社会で活躍する人材になりたかったからです。 このコースの特徴であるPBLでは、実際の企業をお客様としてシステム開発を行います。お客様が抱える問題を解決するため、チームメンバと共同でプロジェクトに取り組み、システム開発の上流工程から下流工程までの一連のプロセスを経験することができます。その作業の過程で、開発ノウハウを学び、問題解決力を養っていきます。この経験は私に、困難な課題にも積極的に取り組む姿勢や強い向上心を与えてくれました。
他にも、企業から来られる講師の方々に最新のIT技術についてご指導いただき、夏期休暇中の長期インターンシップでは、社会人として大切なマナーについても学ぶことが出来ました。
就職活動においては、教員・講師・事務の方々が親身になってサポートしてくださるので、自分に合った就職先を見つけることができます。
徹底的に企業実務に直結したこのコースが、即戦力の人材育成の場であることは言うまでもなく、業界が求める高度IT技術者としてのスタートダッシュを決めるのに最適であることは間違いないと思います。

豊田 恭子 (六期生)

本コースでは、ソフトウェアの基礎から実践的な知識まで広く習得することが出来ます。私は、大学時代ソフトウェアに関する勉強をしたことがなく本コースに進学したのですが、PBLで実際にシステム開発を行なうことで多くの技術的要素に触れ、また設計や開発手法を適用し進めていくことで、IT業界で必要とされているスキルを身につける事ができたと実感しました。また、チームでシステム開発を行なうことで、人と協力して何かを成し遂げるという体験や、自分が会社の中でどのような役割で仕事をしていきたいかなどを考えることができ、就職活動でも非常に役立ちました。
ソフトウェアの実践的な力を身につけたいと思っている方にはぜひオススメのコースです。

菊池 大輔 (五期生)

このコースでは、「知識を得て、それを実践していく力」を学ぶことができます。経験豊富なその道のプロによる講義で技術や手法に関する知識を得た後、このコースのメインである、恒常的に行なう学生チームでのプロジェクト活動ですぐ実践する、という形で学んでいきます。日々、自分たちのプロジェクトを推進することや、業務改善のための方法等を、自ら考え実践していくので、学べることはとても多いです。
講師の方々には、正直容赦なく、良く言えば本気で指導して頂きました。また、同級生、先輩方、そして後輩を見ても、情熱を持った学生が多くいます。IT(ICT)社会を背負って立つ人材を目指したい人にとっては、よい環境です。

杜 セイ雨 (五期生)

私は実践力を身につけたいと思い、このコースに進学しました。二年間があっという間に過ごしました。自分の成長を喜びながら、これから大学院に進学するみなさんに、是非、高度ITコースをお勧めします。
このコースでは、日本の代表的なIT関連企業から数多くの講師が、最前線の話題を交えて講義してくれます。また、長期にわたるインターンシップのチャンスを提供しています。学生はPBLチームを組んで、専門家のご指導を受けながら、実企業にITソリューションの提供をしています。
私はこのコースを通じて、いろんな講師と会話し、キャリアデザインなどのアドバイスを受けました。また、アジャイル開発手法に興味があるため、その実務を体験できるインターンシップに参加しました。そこで学んだ技法を自らのPBLチームに適用し、先生に好評を得ました。
二年間で、様々な角度からICTの世界を体験したい方、ぜひこのコースに入ってください。異文化交流やコミュニケーションを進めるために、留学生も大歓迎です。

田中 智章(四期生)

このコースは,IT製品の製造過程を最初から最後まで自分たちで体験し,実践力を付けていくものです.演習が多く,そのほとんどがチーム作業です.このためか,本コースには社交的な学生が多いと感じます.さらに,共通の目標を持って作業をするため一体感も感じられます.
ただ,甘い考えをもって演習や課題に取り組んでいると,教員の先生から容赦なく怒られます.かくいう私も….ただ,学生に対して愛をもって,本気で指導しているのだなと思います.昨今このような指導をしていただける機会はほとんどないと思います.本気の講師陣の方々には本当に感謝しています.
今までとまったく違う環境で,自分を磨き,将来IT業界を背負って立つ人材になりたいと少しでも思っている人には,本コースへの進学をお勧めします.

Joao Orui(四期生)

高度IT専修プログラムに入学した最初の3ヶ月間は、「プロジェクト型学習(PBL)」を中心に取り組みました。私達のチームでは、大学周辺のお客様にシステム提案 を行なっています。PBLを通じて、お客様のニーズを判断することの大切さ、マ ナーの大切さ、チーム内で公平かつ効率よい仕事の分担を行うことの難しさを実 感しています。
「技術者倫理」・「社会人基礎力」・「ソフトウェア開発工学」などの授業では、実際に企業で働かれている方々が講師となって、マナー・技術者倫理・デザインパターン・開発手法などを習いました。実践的な授業が多く、毎日課題や授業に追われて多忙ですが、充実した学生生活です。勉強に対する意欲が高くて、実践的なスキルを身につけたい、チームでのプロジェクト開発を経験したいという方にはオススメのコースです!

河村 翼(三期生)

本コースは学ぶための環境が整っていると思います。企業講師による数多くの授業や、学生間でチームを組むPBLは他大学院ではなかなか経験できないことだと思います。
さらにここには多くの優秀な学生が集まっています。人も含め、恵まれた環境の中に自分を置くことで、自然と良いものを吸収することができますし、自ら学ぶ意識も高くなります。特に後者が自身を大きく成長させてくれるはずです。
学生生活最後の2年間(おそらく多くの人は)、学ぶ場所としても、思い出を
残す場所としてもお勧めできる場所です。

川崎 結花(三期生)

このプログラムで、プロジェクトマネジメントやシステム開発の知識だけでなく、問題を分析して解決する力、リーダーシップ、チームで仕事を進める力など、社会に出てからも長期的に役に立つ力を身に付けることができたと感じています。
これは、PBLでチームメンバーと共に問題にどう取り組むか考え、試行錯誤を繰り返す中で自然と身につけていったのだと考えています。
また、このプログラムでは、学生はもちろん、企業から来る講師の方やシステム納入先のお客様など、さまざまな立場の人と関わるチャンスがたくさん与えられます。そのチャンスをつかんでいくことで、このプログラムがさらに有意義なものになると考えています。私は、プログラムの学生をはじめ、企業講師、インターンシップやシリコンバレー視察などで出会った方々との関わりから、自分の将来の目標を見つけることができました。
システム開発を学びたい人はもちろん、自分を高めたい、さまざまな人と出会って刺激を受けたい人は、このプログラムで学ぶことをお勧めします。

KOUASSI Koffi Eli(三期生)

このコースのことを知ったのは学部4年生の時だった。企業からの講師の派遣や、実践的にプロジェクトを進めながら学習することなど通常の修士課程と違うと感じた。その違いは魅力だったと思い入学を希望した。
入学前のイメージより、IT分野を広くカバーしたカリキュラムで学ぶことができ、企業の講師も想像以上に多かった。
一年次の夏季休暇中には、1〜2カ月間のインターンシッププログラムが用意されている。そこで、大学で学んでいることがどれぐらい社会に通用出来るか実感することができる。また、留学生の私にとって日本の企業での仕事はどういう風に行われているかを体験するチャンスでもあった。このコースの一つの特徴であるPBLに関しては学生主体でシステム開発を行うが、セルフクリティカルになったり、自信を持って説得に挑んだりする機会は多い。複雑さが高まるIT業界にふさわしい人材のスキルを身に付けることができるのはこのコースだと感じている。
振り返ると大変な時が少なくはないが、スピードと実行力を求めるIT業界に適応可能な人間に成長してきたと確信している。

木下 慶 (二期生)

私が専修プログラムに入学した理由は、IT業界に対する理解を深め、その上で就職先や職種を考えたかったからです。
 専修プログラムでは、PBLを始めとした実習が豊富に用意されているので、チームで物事に取り組む力やドキュメント作成能力が身に付きました。
 また、その道のプロの方々が教えてくださる座学もありますので、専門的な知識もしっかりと学ぶことができます。
 授業の他にも、長期インターンシップや海外研修といった貴重な機会にも恵まれ、多くのことを学べました。
 最後に、専修プログラムに入って一番良かったと感じているのは、「人との繋がり」を得られたことです。企業の講師の方々や共に勉学に励んだ仲間との繋がりは、今後の大きな財産になると考えています。この繋がりによって、当初の「IT業界を理解する」という目的も達成できたと思います。
 学ぶことに対する意欲が高い方には、ぜひ専修プログラムをお勧めします。

内藤 正樹 (二期生)

本プログラムに関してはいくつもの魅力を感じてきました。しかしその中からあえて選ぶのは、学生が実践的に取り組めるカリキュラムの魅力です。このカリキュラムでは、私たち学生には自ら考え実行することを通じて学ぶことが求められます。一緒に学ぶ仲間たちと議論をし、協力して成果を出していく過程は苦労もありますがそれ以上に楽しくやりがいがあります。また、企業の方に教えていただく機会も豊富です。企業で業務経験を積んだ実務家としての知見に基づく講義は新鮮です。改めて振り返ってみると、短い期間に様々な経験をしました。そして自身の成長を実感します。大学院進学に興味がある皆さんの意欲に応えてくれる環境がここにあります。

羽鳥貴之(二期生)

 母校会津大学でコンピュータの基礎を学び終えた私が,このコースに見出した魅力,それはソフトウェア開発におけるプロセスとマネジメントと,それらの実践です.このコースの特徴であるPBL(Project Based Learning)は,座学で学んだソフトウェア開発のプロセスとマネジメントを実践する素晴らしい機会です.学生の自主性が尊重されており,学んだことをそのまま使うもよし,工夫するもよし.指示されたことをそのまま行う授業ではないため,好きなだけ実務に近い経験を積み上げることができます.
 このコースを経験して得たもの,それはソフトウェア開発を俯瞰して見る目です.それも現場を超越した目ではなく,模擬開発の経験によって養われた目を獲得できます.当初魅力と感じていたプロセスもマネジメントも,それらの実践も,ソフトウェア開発を俯瞰するために必要な要素だったのです.
 ソフトウェア開発の規模は大きくなりつづけており,一人のSEができる仕事はますます限られていきます.そのような環境でソフトウェア開発を俯瞰する目を養うには,大変な労力が必要となります.学生時代にコストをかけて獲得しておく価値は,十分あるのではないでしょうか。

安江 梓 (二期生)

 私はこのプログラムに入学し、社会に出てからではなかなか出来ない様々な経験が出来たと感じています。
 私はインターンシップでインドに滞在し、現地の方と一緒にシステム開発の演習を行う貴重な経験をさせていただきました。その中では日本との開発方法の違いや文化の違いを実際に肌で感じることができました。海外研修にも参加し、アメリカの企業の取り組みなど多くのことを学ぶことが出来ました。
 また、様々な企業の方から話を聞くことできることも社会に出てからでは難しい経験であり、自分自身の糧になります。
 私はこのプログラムで様々な経験をする中で、自分の考え方の幅が広がったことを実感しています。社会に出る前に様々な経験をして多くを学びたいと考えている方にとって、とても魅力的なプログラムだと思います。

栗山 大(一期生)

「IT業界」という言葉をよく耳にしますが、どのような職種があるかご存知ですか?高度IT専修プログラム独自のPBLでは、実際の企業と同様のやり方で、IT製品ができるまでの工程を最初から最後まで一通り実践します。この過程で、最初の問いに対する自分なりの答えを見つけることができるでしょう。また、この経験は多様な職種の中で、自分にとって最適な仕事を見つける絶好の機会でもあります。具体的な経験を踏まえて自分がやりたいことを説明できれば、就職活動を有利に進めることができると思いませんか?

佐藤 竜也(一期生)

私は自身の経験から先導コースが多くの価値を提供してくれると断言します。PBLではチームでのリアルなシステム開発を経験し、「開発チーム内で自分を活かす役割」がわかりました。QCDを管理する術を学び、実生活で活用するまでに落とし込めたことも大きな収穫でした。専門講義では企業システムの変遷から最新IT業界トピックまで幅広く学ぶ中で、「自分のIT技術と興味の実社会に活かしていくビジョン」が固まりました。グループワークや文書作成の経験等、得たものはまだ語り尽くせませんが、本当に多くの成長機会に恵まれました。皆さんもこのコースに入って、新たな経験をする中で、ITスペシャリストとしての自分の活かし方を考えてみませんか。

樋口 潤(一期生)

 私は既に社会に出てIT業界で職務に従事していますが、現在進行中のプロジェクトにすんなり溶け込むができたと思います。上司も私のポテンシャルスキルを見抜き、相応の仕事を振って下さいます。全ては先導コースの2年間の基礎があったからだと思います。入社してからは誰もが新入社員研修を経験すると思いますが、与えられた課題をただこなすのではなくPBLのように長期に渡ってリアルなシステム開発を経験し、「自分でプロジェクトを推進する能力」、「SWを開発する能力」を身につけられたことが、今の私に大きく貢献しているのではないかと思います。まだまだ勉強中ですが、私に実践力を与えてくれた先導コースを是非お勧めいたします。

推進室メンバーからのメッセージ

専攻長

当コンピュータサイエンス専攻を支える教授陣は,本学開学時以来,産業界から多くの著名研究者が招かれています。私自身も30年前,オペレーティングシステムやプログラミング言語処理系の教育を,日本のコンピュータ産業創生を担った先生方から学び,また,日本を代表するIT企業の開発者・研究者らとソフトウェア開発プロジェクトを推進して参りました。
当専攻は2006年4月に日本経済団体連合会の「高度情報通信人材育成に係る重点協力拠点」に選定され,また実践的ソフトウェア開発に関わるいくつもの文科省プログラムの推進を行って参りました。本プログラムはそれらの伝統を活かしつつ,実践的情報教育の推進に邁進しています。
幸いにも,多くの学生の皆さんの参加を得て,その理念を実践しており,日本の情報工学教育に新しい息吹を吹き込みつつある事を実感しています。情熱溢れる若い皆さんが集い,明日の情報技術を共に作っていくことを願ってやみません。

筑波大学
大学院システム情報工学研究科
コンピュータサイエンス専攻長
加藤和彦

推進室長

三末和男(高度IT推進室長)

ソフトウェア開発のための実践力を養成する特別なプログラムです。大学教員と連携企業の技術者が議論を重ね、カリキュラムを構築しました。必修科目には原則として演習が含まれています。講義を聞くだけでなく、手を動かすことを重視しています。PBL型科目ではリアルな課題にリアルな形態で取り組みます。様々な予期せぬ問題を解決する必要があります。これらはみな社会において実際にそして長期的に役立つ実践力を身につけるためです。

推進室員

山際 伸一 (高度ITコース主任)

情報技術を実社会で利活用する、ビジネスに結びつける、といった実践的情報教育を、本専修プログラムではリアルな現場の声をもとに、情報技術の習得はもちろんの事ながら、人間力・リーダシップの育成に力をおいて指導しています。プロジェクトを立案・管理・牽引する貴重な情報スペシャリストとして、持続的な人間社会の基盤となる次世代情報システム開発能力を習得し、世界を股にかけ活躍してみませんか。

天笠俊之

本専修プログラムは,エンタープライズ系,組込み系ソフトウェアの開発に必要な実践的なスキルを2年間で身につけることを目的としています.企業で開発の第一線で活躍されている方から現場のリアルな体験を聞く機会や,プロジェクトベースの開発によって,多人数によるソフトウェア開発を体験することができるなど,内容もとても充実しています.みなさんの入学をお待ちしています.

河辺 徹

本専修プログラムは,大学と企業の連携協力のもと,一からカリキュラムを作り上げた,これまでの大学院教育にはなかった画期的なプログラムです.筑波大学のコンピュータサイエンス専攻だからこそ実現できたものともいえます.今後もより優れたプログラムとなるよう我々も尽力をつづけていきますので,ぜひ,このプログラムで学んで力をつけ,世界のIT技術分野をリードする国際的専門技術者として羽ばたいてほしいと思います.

津川 翔

今まさに社会では、高度な技術を有する IT 技術者が求められています。そのような社会のニーズに応える人材を育成することが本専修プログラムの目的です。本プログラムには、従来の学部教育や大学院教育にはなかったような実践的なカリキュラムが充実しています。本プログラムの受講者が、日本の、そして世界の IT をリードする技術者に育っていってくれることを期待しています。

長谷部浩二

平成25年度から推進室員となりました.本専修プログラムは,ソフトウェ ア開発の現場で即戦力となる人材の育成を目的としています.PBL型科目など, 単に講義を聞くだけでは得られない実践的なスキルを身につけることができ ます.一人でも多くの方がこのプログラムを活用して,次の世代のリーダー として社会に巣立っていって欲しいと願っています.微力ながら,そのため のお手伝いができればと思います.

早瀬康裕

ITシステムの開発には,多角的なテクニカルスキルだけではなく,共にシステムを開発するメンバーと協働し,システム利用者と意思疎通をするためのヒューマンスキルが必要になります.本プログラムは,様々なITシステムの第一線で活躍しておられる講師陣によって,両スキルを実践の中で学ぶことができる,素晴らしいコースになっています.皆さんの積極的な参加で,ますます有意義なものにしていきましょう.

日野英逸

2015年度から推進室員になりました.本専修プログラムにおいて,学生の皆さんのスキル診断とその解析を担当します.本専修プログラムは,従来の大学院教育とはまったく異なるアプローチから,皆さんに実務能力・開発能力を身につけてもらう工夫がされています.入学した直後,一年後,そしてプログラム修了時にスキル診断を受講することで,自分の技能がどれだけ伸びたかが体感できるかと思います.自らの,そして同期の友人の成長を楽しみにしていて下さい.

事務補佐員

日頃、事務手続関係や講義の準備などでプログラムをサポートをさせて頂いている中で学生の皆さんと接していると、日々充実している様子がよく伝わってきます。このプログラムは、通常の大学院のカリキュラムとは違った様々な体験ができますので、皆様にも是非このプログラムで学んでいただきたいと思います。もしご不明な点がございました際には、お気軽にお問い合わせください。